東日本大震災から13年を迎え、被災された方々とご家族の皆様に改めてお悔みとお見舞いを申し上げます。
「顔の見える、息の長い支援」を続けてきたゆいっこ横浜の活動も14年目を迎えます。
活動も徐々に「息の長い支援」から「息の長いおつきあい」に変化しています。
今年は年頭に能登半島地震があり、ゆいっこ横浜でも募金活動を行いました。
その中で「大槌の支援はやめちゃったの?」という声を聞きましたが、ゆいっこ横浜はこれからも大槌を応援していきます。
それは「募金」や「物資」といった直接的なものではなく、冒頭にも述べたように「交流」や「支え合い」といったものが中心となっています。
大槌を軸足に、困っている方に直接届けるというゆいっこ横浜らしい活動をしていきたいと思います。
息の長いお付き合いから生まれた小さな支援の話として、私事ですが紹介させて頂きます。
昨年の3月、「家族旅行」で大槌を訪問しました。
家族は私が大槌と交流をしているのは知っていましたが、特別な関心を示していたわけではありませんでした。
滞在中、大槌の方と語り、地場の物を食べ、町を歩き、買い物をする。
たった2日の旅でしたが、以来、家族は大槌産の食品を取り寄せたり、「近所のスーパーに大槌サーモンが売っている!」とせっせと買い求めたりしています。
縁ができたからこその関心や思い、行動。
本当に些細な事かもしれませんが、これも「息の長いお付き合い」から生まれた直接的な支援ではないかと感じます。
「忘れないで欲しい」「教訓にしてほしい」ーーー
大槌の方から繰り返し聞く言葉です。
日常の慌ただしさから忘れがちですが、3.11のこの日は東北を思い出し、大切な人を守る事を考える一日にしたい、そう思います。
ゆいっこ横浜言いだしっぺ支部 スタッフN
トップ画像:戸塚駅前での募金と計画停電告知活動(2011.3.14)