衆議院議員(5期) 神奈川第5区(横浜市戸塚区・泉区)
防災担当大臣 国家公安委員長
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こんにちは。「言いだしっぺ」のさかい学です。

言い出しっぺとは

初めて選挙に挑戦して以来、ずっと続けているのが朝の駅頭活動です。
ここで私は日々の政治課題に対する私の考え、思いをお伝えしています。と同時に、皆さんからのお話をうかがう場でもあります。意見集約型の政治を目指す私の、大切なフィールドです。
そして、政治活動を始めてからもずっと変わらず持ち続けているもの、それが「言いだしっぺの心」です。
国政を担う政治家の仕事は国づくり、つまり日本の将来像を描き、その実現へ向けて活動していくことだと考えます。そして、日本の将来を考えた時、私は今の経済制度の大転換が必要だと思っています。
自民党衆議院議員
自民党横浜市支部連合会会長

「言いだしっぺ」の足もと

日本は経済成長を実現し、1人当たりのGDPは増えましたが、ひきこもる人、うつで悩む人、自殺をする人が増え、しあわせな社会とは言い切れない状況です。
例えば経済成長を支える労働者として、地方から人を大都市に集めた結果、地方は過疎化し、共同体が崩れ、大都市は核家族化が進み共同体がうまく築けないとも言われています。
また介護や子育てなどは、家庭内、親戚内、地域内で行っていた労働を商品として提供するようになりました。確かに肉体的・精神的負担は軽減されましたが、その分社会保障費は増加の一途をたどっています。それでも、たとえ金がかかり増税しても、各家庭内の仕事を行政が行い、各人にプラスになるのであれば問題はありません。しかし、高齢者は寂しい思いをしたり、子どもたちがそのひずみの中で問題を起こす事例も見受けられ、決していい方向には動いていないと思います。
これは、GDPを最大にしていくことを目標とする経済制度の中で、お金に換算しきれない大切なもの、心の部分をないがしろにしてきたツケが問題化したのではないかと考えています。

しあわせを実感できる社会づくり

では、どうするべきか。私は新しい経済制度を創出するしかないと考えます。
今の経済制度の問題点の一つは、その制度に「ほどほど」という考え方がないことです。行ける所まで行きついてしまう。困ったことが起きないと、その流れは止まることがありません。今、その困ったことが例えば「環境問題」として表面化してきているので、有史以来初めて「自制」を行う時代が到来したのです。
しかし、その自制は、政治が強要すべきではないと思っています。人は単なる我慢では自制できません。そうした方がしあわせに近づけると確信したとき、自制することができるのだと私は思っています。

人間は生きている以上、しあわせを求めます。20世紀はこのしあわせを求める行動が、行き着くところまで行くことと直接結びつくことが多かったと言えます。幸いにもモノがあふれたバブル期を体験した私たちは、「本当のしあわせとは何か」を少し離れたところから考えることができます。
しあわせには、家族と一緒のしあわせ、ささやかでも自己実現を追い求めるしあわせなど、実は様々な形があるのではないでしょうか。この様々な中では、決して「自制」と矛盾しないしあわせを見つけられるはずです。誰もが、この本当のしあわせを追い求めることのできる社会を、私はつくりたいのです。

言いだしっぺの心

そういう社会をつくっていくヒントは、貨幣のあり方を根本的に見つめ直すこと、そして経済制度に貨幣以外の新しい価値基準を導入することだろうと思っています。本格的な地域通貨という試みも、私は大いに検討に値すると考えます。どれだけエネルギーを使ったかということを基準の一つに組み入れることも、考えられます。
確かに、これはとても難しいことです。グローバル経済のなか、世界を相手に、貨幣と同等の客観的な基準が生み出せるなど、通常では考えられません。世界でも初の試みとなるかもしれません。
でも、私は、今の経済制度に問題があることを確信しています。ここが変われば、「しあわせを実感できる社会」の入り口が見えてくると思います。そして、その変革が、私の時代には無理かもしれない。でも、誰かが言い出して、誰かが始めなくては、何十年、何百年たっても、何も変わらない。
一人では何もできないけれど、誰かがその最初の一人にならなければいけないのです。であるならば、私がその世界経済の大転換の最初の一人、つまり言い出しっぺになろう、言い出しっぺになりたいと思っているのです。 これが、私の「言いだしっぺの心」です。