2020年7月の豪雨の際に、ゆいっこ横浜言いだしっぺ支部が横浜市戸塚区・泉区・瀬谷区を中心に募金活動をし、現地で炊き出しをする仲間たちに軽自動車と炊き出し用の資金を贈りました。
昨年8月に軽自動車をお届けして以来、1年3か月ぶりに現地を訪問しました。
がれきなどはほとんど取り除かれていますが、よく見ると木の枝に住宅の一部が引っかかっていたり、まだ住宅が取り除かれていない場所もあります。
土地を離れた世帯もあれば、家を建て、生活の再建を進めている世帯も見受けられました。
また今年に入って農水省の助成により田んぼや畑の整地がされたとのこと。まだ農作物を栽培するには川の砂が取り切れていないため、農家の方がご苦労されていました。
農家の方が、指さす先に見える茶色い建物の屋根のほとんどが水に浸かっていたのを高台から見たときの驚きを語ってくれました。また近所の方が逃げ遅れ、屋根の上によじ登って救助を待っていたが、流木やがれきが住宅にあたり、そのたびに建物が揺れていつ壊れるかと思うと生きた心地がしなかったと言っていましたよ、と話してくれました。
山と川に挟まれたこの地域は、雨のときには山側から水が流れてくるため、常に水門が解放されています。豪雨のときも山側から水が流れてくるかと思ったら、反対側にある川から流れてきてびっくりしたと農家の方が話してくれました。川はこの水路よりもずっと下にありますが、このときはここを乗り越えて水が流れ込み、2階の天井を超えるところまで水がきたわけです。
地元の方々が少しずつ「これから」のアクションを起こし始めた矢先に、当該地が遊水地になるかもしれないという話が持ち上がり、地域の方々が混乱しているそうです。
この件は東京に戻ってから確認します。
(レポート:スタッフH)