今後の政治を大きく左右する参議院議員選挙が終わりました。事前の報道通り、与党が改選過半数を超える議席をいただき、今後も安定した政策が遂行できる環境をいただくことができました。
また、神奈川県でも多くの方々のご支援をいただき、三原じゅん子候補、あさお慶一郎候補、そして友党の三浦のぶひろ候補が議席をいただくことができました。
今回の選挙は、今まで議論の中心には出てこなかった安全保障やそれに付随した憲法改正などが一つの争点として注目されるなど、時勢を反映させた選挙だったと思います。
そして私自身としては、こういった政策と同時に「政策を実現する力」を判断していただきたいと強調してきました。理想論やきれいごとはある意味いかようにも言うことができます。しかしそれを着地させる能力があるか、そこが大事だと一貫して言っております。
「大切なのは、実現すること。」まさに、私のスローガンの一つであります。与党に対抗するために一本化しようと模索しながらも、各党の政策や支援団体の利害を調整できない集団が、もっと複雑な国内、そしてそれ以上に複雑な国家間の調整をし、政策として実現することはできるのでしょうか。今回、有権者のみなさんがそこもきちんとご理解いただいたのではないかと思います。
そして今回の選挙でもう1点言及したいのは、安倍元総理の狙撃事件です。容疑者には民主主義を破壊しようという意図まであったのかどうかはわかりませんが、断じて許されることではありません。街頭演説は、候補者の生の声を聞くことのできる場です。有権者のみなさんが足を運ぶことを躊躇するのではと案じていましたが、事件の翌日の横浜駅前には多くの方々にお集まりいただきました。民主主義の根幹である選挙を守るという意識をみなさんと共有した気がしました。
◆私にとっての安倍晋三元総理
安倍元総理は我々後輩にとても温かく、日本の政治の質を上げるために私たちの能力向上にも気配りをしてくれた方でした。また、海外の要人とこれほどまでにネットワークと信頼関係を持った政治家も稀有だと思います。
日本の政治の現状を鑑みると、安倍元総理の活躍の場が山ほどあり、私たちもまだまだご指導いただきたかった。ものすごい喪失感です。大きな穴が開いたことは認めざるを得ませんが、私たち一人ひとりが少しでも力をつけて、その大きな穴をみんなで協力して埋めていく、そして「しっかり自立できる日本」に向けて努力していかねばならないと思っています。
私たちのそうした苦闘を天から叱咤激励していただきたいです。
※写真は、7月6日に三原じゅん子候補の応援演説で、日本の経済、安全保障、外交、憲法改正について熱く訴える安倍晋三元総理(横浜駅西口にて)