第49回総選挙を終えて ~ 政党選択選挙で感じた有権者の思い ~

第49回衆議院総選挙が終わりました。今回も多くの方々のお力をいただき、また、当日のTVKの出口調査で大きく劣勢報道をされ、ご心配もおかけしましたが、選挙区で当選させていただくことができ、5期目がスタートしました。
この選挙戦を通じ、個人的に感じたことをいくつか挙げてみたいと思います。

■ 消去法での選択
前回の選挙の私の得票率は51.6%でした。前回は自民党への追い風を感じる中での数字でしたから、今回のように自民党への追い風を感じない環境で50%に届かせるのは大変だと選挙前から自覚していました。しかし、ふたを開けてみると53.5%と、僅かですが得票率を増やしていただきました。
その一番の要因は支援者のみなさんのご努力です。しかし、もう一つは“立憲共産党”にあったと思います。自民党は支持したくないが、共産党に票を入れるのはもっと嫌だという消去法で、二人しか候補者がいないなか、仕方なく私に入れてくださった票があると思っています。
もし選択肢の中に「日本維新の会」があればそこに流れていたのではないでしょうか。その結果が維新が4倍近くも議席数を増やした理由だと考えざるを得ません。言い換えれば、“立憲共産党”が維新躍進の大きな理由だと感じています。

■ “立憲共産党”に対する有権者の目
選挙前、ほぼすべてのメディアが立憲民主党の議席数が増えると想定していました。しかし14議席も減らし、代表が辞任することになりました。
今回の“立憲共産党”は、政策の一部において合意をした形をとっていましたが、「アメリカに日本を守ってもらわなくていい」という共産党の主張のなかでどうやって日本を守り抜いていくのか、天皇制をどう考えるのか、自衛隊を認めない共産党の考え方をどうするのかなど、極めて本質に近い大事な政策についてバラバラであることを隠して選挙戦を行いました。しかし、有権者は鋭くそこを見抜いたと思います。

■ 政権を選ぶ基準
「政策で勝負し、政党を選んでもらう」。これが小選挙区制導入の一つの大きな狙いでした。政党を選ぶという点においてはかなり浸透してきたと感じる半面、政策を考慮してもらえたかについては、はなはだ疑問です。
12日間の選挙戦中、自民党に批判的な方から受けたのは党の対応・体質に関する批判のみで、政策に対する批判を受けたことはありませんでした。政策をお伝えしようとしても、「政策なんか関係ない」と言われるだけで、聞く耳を持っていただけませんでした。自民党の体質そのものを否定しているのですから、政権運営を任せられない政党の政策には興味もないのです。
一方でニュートラルな視点で見ている方、自民党にシンパシーを感じている方々からは、様々な提案や政策に対する注文をいただきました。こういうコミュニケーションは大切だと感じます。

■ 選ばれる政党になるために
今回の選挙では、「候補者・さかい学」ではなく、「自民党の候補者」としてしか認識されていないことを強く感じました。もちろん小選挙区制度の当初の狙い通りではあるのですが、私が今まで地元で活動してきたことや貢献してきたこと、さかい学という人間が大して考慮されず、所属政党だけで判断されてしまうわけです。
今後の活動の在り方について、根本的に考え直し、組み立てていかねばならないと思いました。
それと同時に、自民党という党の改革の必要性を強く感じました。これは大変難しい課題です。体質を変えていくというのは、膨大なエネルギーが必要になります。しかし、今回の選挙ではその部分への不信や不満が有権者にかなりあるということを大変強く認識しました。
9月に行われた自民党の総裁選挙で、河野太郎候補が約45%の党員票を獲得した際、私は「党員世論」をしっかりと受け止めるべきだと同僚議員たちに河野太郎支持を訴えましたが、結果的には「自民党的論理」で決着しました。今回の衆議院選挙では議席数を大幅に減らすことはありませんでしたが、このことを軽視してはいけないと思っています。

■ 5期目の役割
いつの時代も世代交代は簡単にはいきません。求める側と阻止する側とがせめぎ合い、それでも世論の力を得て世論が求める方向に時間をかけて変わっていくものだと思います。
充分に腹に力を入れて、5期目の活動を進めていきます。

時報紙2021年 11月号 NO220-1はこちらから。

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さかい学プロフィール

坂井 学(さかい まなぶ)

衆議院議員(5期) 神奈川第5区
(横浜市戸塚区・泉区・瀬谷区)
前内閣官房副長官
自民党横浜市支部連合会会長

言いだしっぺです

こんにちは。「言いだしっぺ」のさかい学です。 初めて選挙に挑戦して以来、ずっと続けているのが朝の駅頭活動です。 ここで私は日々の政治課題に対する私の考え、思いをお伝えしています。と同時に、皆さんからのお話をうかがう場でもあります。意見集約型の政治を目指す私の、大切なフィールドです。

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