■ 付託された重み
51回総選挙が終わりました。思いもよらないタイミングでの短い準備期間でバタバタと始まり、終わってしまいました。
毎回強く思うことですが、選挙は一人ではできません。今回も本当に多くのボランティアの皆さんに支えられて進めることができました。お支えいただいた方々には感謝の思いしかありません。
また、駅頭などでは「がんばれよ」とお声掛けをいただきましたが、目の前の選挙はもちろんのこと、本当にがんばらなくてはならないのは当選してからだ、ということを考えさせられました。
「投票してきました」の後に、「日本の未来をお願いします」「私たちの生活をあなたに託します」などの言葉が続くと、国会議員は国民の代弁者だということを強く感じます。
■ 自民党が勝ったのか?
1996年から実施された小選挙区制における選挙も 11回目となり、当初想定した「政党選挙」が浸透してきたのではないかと、今回の選挙で感じました。
そして、選挙期間中や選挙後に駅や街頭、地元回りで多くの方々の声を聞き、なぜ、今回自民党がここまで票を伸ばしたのかを私なりに整理しました。
一つは高市総理の人気です。しかし、それだけではなく、有権者が野党第一党を選べない状態であったことを実感しました。
①いびつな政党の形
選挙の直前に結成された「中道改革連合」が衆議院だけの政党の形をとりました。そのこと自体がイレギュラーであった上に、将来、参議院や地方議員を合流させるのかどうかもわからない不透明さがありました。
政治は国政、それも衆議院だけで動かしているわけではありません。「国・県・市」の連携で政策を動かし、実現しているのです。
②政権を託せない状況
衆議院総選挙は政権選択選挙、つまり、選挙後、誰にかじ取りを任せるかを決める選挙です。
自民党はもちろん高市総理の続投を決めていますが、中道改革連合のかじ取りは野田代表なのか、斉藤代表なのかわからず、どんな政権ができるのかも見せずに選挙戦に入りました。
その上、幹事長も 2人、政調会長も 2人。各役職が1人であってもガバナンスを取っていくのが大変な中で、2人ずついたら、政権を取った後どのように意思決定していくのかが見えません。
政策に関しても然りで、特に安全保障政策をどうするのか。例えばアメリカとの関係を考えるだけでも大変重要なことですが、辺野古の基地移設に関しても「選挙後に考えて決めます」では、有権者が判断をしようがないわけです。
判断材料を示し、それを国民に考えてもらい評価していただくのが政権選択選挙ですから、「白紙委任」のようなことでは納得いただくことは到底できないはずです。
③有権者を軽んじた姿勢
そして、野田共同代表の新党結成の「1+1=2」という発想・発言自体が「数合わせのために結集した」と思われていたようです。
これらの姿勢が「小手先」「有権者を軽んじている」と受け取られ、判断された結果がこれだったのだと、選挙戦の中で感じました。
私がお世話になった松下政経塾の松下幸之助塾主は「国民はちゃんと見ている。国民は概ね、間違った判断はしない。『世間』は正しい」と言っていました。
通常ではバッヂを外すとは思っていなかった大物議員が続々と落選した今回の結果を見て、改めて国民・有権者はしっかり見ていると感じました。
中途半端なことをするとこうなるという今回の結果を教訓として、心して国政に相対していきたいと考えています。
■ 「さかい学」を選んでもらうために
一方で政権選択選挙は、政党選挙が浸透してきたために、「さかい学」という候補者よりも、今回で言えば、「高市早苗の自民党に所属している人」を選ぶ有権者が多いことも感じています。
一方で、選挙期間中に「『おひとりさま(頼れる人が身近にいない方)』の課題をやってるのは、私が知っている限り、さかい学さんしかいないから、引き続きこれを進めて欲しい」と私の活動を評価してくれた人もおられ、うれしいこともありました。
評価されようがされまいが関係なく、せっかくいただいたお役目なので、その立場を最大限活用して精一杯、地域・国のために務めていきたいと思っています。
■ 大切なのは、実現すること。
今回、自民党は316もの議席数をいただきました。しかし、ここに慢心したら、2009年の政権交代のようなことが起きます。そうさせないためにも、数の力でねじ伏せたと言われないよう、しっかりと与野党で協議し、そこを国民の皆さまにも見ていただきながら進めていきます。
駅頭でお配りしている『時報紙 2月号 NO270-1』はこちらからご覧いただけます。
そのなかで、私は党内の調整役として働きつつ、自身のテーマとしている政策のみならず必要とされる課題にも取り組んでいきます。
7期目も「大切なのは、実現すること。」でいきます。






