第50回衆議院総選挙が終わりました。皆さまのお力で6回目の小選挙区での当選を果たすことができました。
■ 現場感覚の大切さ
現職の危機管理担当大臣という、東京を離れることが難しい立場で、12日間の選挙期間中、4回しか地元入りできないという初めての選挙戦。
しかも、いつも徹底して行っていた駅頭での活動も「要警護対象者」として禁じられ、政策パンフレットすらも手渡しすることができませんでした。
これまでの選挙では、各メディアの世論調査が「負け」の判定を出しても、現場での地元の皆さんとの「直接対話」の反応を信じて、自分なりの戦況を分析してきましたが、今回は自分の中で組み立てられなかったため、今までよりも精神的には負担になりました。
現場での感覚というのは、それほど強い支えになるということを改めて実感し、現場の大切さを忘れずに、政治を考えていかねばと心しているところです。
■ 21年間の蓄積
私は選挙の時期にかかわらず、平日毎朝の駅頭活動をかれこれ21年以上続けてきましたし、土・日・祝日も家族と過ごすより、地元活動を優先してきました。
今まで、日常活動の中ではそうした努力の成果を感じることはありませんでしたが、今回、お手伝いいただいたボランティアの方々が、駅頭・街頭などで有権者から「さかいさん、毎朝駅で話してるね」「町内のお祭りに来てくれた」と声をかけられたという話を伺い、一定程度の認知と評価をいただけていることを感じました。
大変ですが今後も地道に日常活動は続けていこうと思います。
とはいえ、危機管理担当大臣の在任中は駅頭活動ができず、地元の会合回りもほとんどできないと思いますので、退任後には以前通り地元に密着した活動を再開したいと考えています。
閣僚を経験し、パワーアップしたさかい学にご期待ください。
■ 信頼が損なわれた中での選挙
これから6期生議員、また、現職大臣として、新たな任務に臨むわけですが、心境は「モヤモヤ、釈然としない曇り空」です。
その理由の一つは、わが党の信用・信頼が完全に損なわれたことが選挙結果からも明らかとなったことです。
派閥パーティの不記載問題もですが、その対応も適切とは言えなかったと思います。派閥に所属した経験もなく、一貫して無派閥の私には、国民の皆さん同様、こうした事態になった経緯や処分等の対応についての説明が十分にありませんでした。だからこそ、総裁選挙では「現状の執行部を替えて、党を立て直す」気持ちで臨みましたが、負けてしまいました。
勝たせていただいていたら、現状とは違うという確信がありますので、その意味でも改めて悔しさを噛みしめています。
■ 議論の不足
二世でもなく、地盤・看板・カバンのない政治家が活動資金を工面するために政治資金パーティを開くことは一つの手段と考えます。
私自身、パーティなどでご支援をいただけたので何とか20年以上も政治活動を続けることができています。ですから、パーティも企業献金も禁止となれば、今後私のような境遇の人間が選挙にチャレンジするのはかなり難しくなり、経済的に恵まれた人や世襲ばかりになる可能性が高くなるでしょう。
それならば、罰則を厳しくする方向がよいと私は思っていますが、そうした議論さえ十分になされていなかった。そこが国民に納得いただけなかったのだと感じています。背景にある考え方や理念から筋の通った説明をせずに、「選挙で負けたから規制を強化する」では、信用されるはずはありません。
■ 少数与党の誕生
石破首相の少数与党としての政権が誕生しました。今後は予算などの重要案件ごとに揉め、国政が立ち行かなくなったり、大切な決断、決定こそが為されなくなることもよそうされます。
しかし、政権の一翼を担うものとして、最善を尽くし、様々な課題を前に進めていきます。
6期目も全力で突き進みます。よろしくお願いします。
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