復興応援ツアー レポート(前篇)

2015年05月20日

今年で4回目となるゆいっこ横浜言いだしっぺ支部の復興交流事業「復興応援ツアー」。
岩手県大槌町をメインとした一泊二日の旅をレポートします。
(レポーター・樋口賢一郎)

移動は新幹線と観光バス
今年は新幹線で新花巻まで行き、新花巻からは大槌町の「城山観光」さんのバスで巡りました。
二日間の旅をエスコートしてくださるのは城山観光の藤原ひとみさん(感謝!)。

観光バスの前で

宮沢賢治記念館
この4月25日に展示スペースがリニューアルオープンし、以前に比べて洗練された感じです。
液晶ディスプレイが幅を利かせ、タッチパネルでの検索や画像音声抽出にも工夫がなされていたのが印象的。
見学後、参加者は三々五々昼食をとりましたが、私は新花巻駅で買ったパンが昼食がわり。おかずはドライバーさんとの雑談。

宮沢賢治記念館入口

宮沢賢治記念館

盛駅と三陸鉄道の旅
次の目的地は盛駅。ここから三陸鉄道で釜石駅までの乗車。
盛駅では待ち時間を兼ねて、駅内の売店などを見学。記念切符を購入して列車が入線するのを待ちました。
昨年は震災学習列車を貸切りましたが、今年は通常運行の列車。恋し浜駅では、3分間の停車で、名物のホタテの絵馬を見ることができました。
飾られている枚数がさらに増え、新しく作った改札口に通じるスロープにもホタテの貝殻が飾られていたのには驚きました。
途中から売り子の女性が二名、一両編成の車内を土産物屋飲食物を売りに来ました。まずは「さんてつサイダー」を購入。
さらに売り子さんによる民謡や童謡などの歌のサービスがあり、車内はとても賑やかに。旅行者や地元の方々との会話があちらこちらで見られました。
約50分の三陸鉄道南リアス線の旅が終わり、釜石駅に到着。

三陸鉄道

車内の売り子さん

キッチンカーの売店
釜石駅でマイクロバスに合流し、数分のところにある「公益財団法人 釜石・大槌地域産業センター」と「株式会社釜石プラットフォーム」が展開している、「大町ほほえむスクエア」でのキッチンカー事業の様子を視察。
周囲にカラフルな4台のキッチンカーを見たり、中央のあずまや風の小部屋の下でコーヒーをいただいたりしながら、活動のお話を伺いました。
キッチンカー商売を始めたい方を助成しており、すでに多くの独立者の輩出実績があるそうです。
飲食関係が中心ですが、販売するのもそれぞれに違い、業種は幅広いようです。
少しずつ復興が進んでいるのはわかりましたが、大きなインフラ、特に住居については手つかずの状態だということで、さびしい限りです。

キッチンカーの話を聞く参加者

大町ほほえむスクエアで記念撮影

安渡仮設住宅
昨年も訪れた安渡小学校跡の仮設住宅。
敷地に入って驚きました。昨年あった校舎が取り壊され、後ろの山肌が見え、ショベルカーが土を運び、整地している光景が見えたのです。
跡地には、防災センターや公民館ができるそうで、昨年お邪魔した集会所のあたりは道路になる予定。
坂道も片側一車線に広げられ、坂の途中のJR山田線も開通のめどが三年先にたっています。
集会所では大槌町公民館・安渡分館の関洋次分館長に被災の様子や将来のことなどをお聞かせいただきました。
15,000人いた人口の一割以上が死亡・行方不明という、一番の被災を受けた大槌町の厳しさを改めて聞くことができました。
過去にあった三陸鉄道大津波の教訓が活かされなかったのが大惨事に通じており、教訓は次に活かしたいと伝承の重要性を強調されていたのが印象的でした。

安渡小学校入口

集会所で話を聞く参加者

関さんと記念撮影

懇親会@「みかドン」
一日の締めくくりのプログラムは、昨年同様、「居酒屋 みかドン」での懇親会。「みかドン」は、大槌中学校跡地の校庭にできている店舗数約40を数える「福幸きらり商店街」の中にあります。
柏崎夫妻が営業しているこの店は、ゆいっこ横浜言いだしっぺ支部代表のさかい学が復興支援で知り合い、また、ここに来ている漁師の佐藤さんが『瀬谷丸』寄贈に深くかかわっているなどの縁もあり、毎年、懇親の場として寄らせていただいており、歓待していただいています。
一日の無事と地域交流ができたことに、まずは乾杯。
差し入れの日本酒がますます旨くなる「ホタテ」「あわび」「海栗」、さらに「ヒラメ」「烏賊の刺身」、その他にも酒肴が並び、みんなで大いに堪能することができました。

柏崎さんの話を聞く参加者

乾杯

みかドンで記念撮影

夜は、前回同様、三陸花ホテル「はまぎく」に宿泊。ここの支配人と、ゆいっこ横浜言いだしっぺ支部代表のさかい学が知り合いということで、明日の朝は支配人からお話を伺うことになっています。

つづきはこちら→「復興応援ツアー レポート(中編)」