「復興応援ツアー2018」 レポート(前編)

2018年06月24日

ゆいっこ横浜言いだしっぺ支部の復興交流事業の一つとして、毎年催行している「復興応援ツアー」も今年で7回目とりました。岩手県の大槌町をはじめ、周辺地域を訪問し応援する一泊二日の旅の様子をご報告します。

(レポーター 樋口、坂井)

遠野カッパ淵

常堅寺の境内を通り、カッパの皿を持つ狛犬を見てカッパ淵へ。カッパを釣るための竿にはきゅうりが括り付けられていました。しなびていないきゅうりが括り付けられているところに、観光客のためにまじめに取り組んでいることを感じさせます。

田老地区の「学ぶ防災ガイド」

宮古市の一般社団法人 宮古観光文化交流協会による「学ぶ防災ガイド」を体験しました。これは東日本大震災により甚大な被害が出た田老地区の当時の状況を伝えることで、震災の恐ろしさ、命の大切さを伝える震災ガイドです。

この地区名の「田老」は度重なる津波や海水による浸食で(塩害により)田んぼが老いるという説があるそうで、それくらい「災害と共存する地域」という意識を持っているそうです。

たろう観光ホテル跡

「学ぶ防災」のガイドさんの解説と当日の映像をホテルの6階の部屋の窓の外を眺めながら見聞きします。まさにその部屋からホテルの社長が撮影した津波発生時の生々しい映像を上映していただき、その恐ろしさを肌で感じることができました。

↓社長が撮影したホテルの部屋の窓からみた現在の外の景色

吉祥寺

大槌町の吉里吉里地区にあるお寺です。この寺の高橋住職がたずさわる「いのちの証プロジェクト」の話、そして「死」から学ぶ「生きること」に関する話に感銘を受け、今年で3回目の訪問になりました。

まず、住職に被災者法要、私たちの安全祈願、そして祖先の供養をしていただき、その後、ご自身が代表を務める「おおづちの未来と命を考える会」の活動を通して見える大槌町の現状と課題をご説明いただきました。

このお寺の「顔」とも言える300年の歴史を持つ山門とイチョウの木は、震災の影響を受け建て替えや伐採をされるそうで、今回で見納めとなりました。

福幸きらり商店街

懇親会の前に、商店街の中にある「大坂屋 菓子店」でお土産を購入。大坂屋さんはこの7月末に閉店されると聞いていましたが、「もう少し続けて」という周りの声と「もう少しやりたい」という大坂屋さんの気持ちが強くなり、「再開するつもりでしばらくお休み」となったそうです。※発送の注文は7月半ばまでOK

懇親会@「居酒屋 みかドン」

みかドンでは、みかドンの大将・みっちゃんと女将さんのみかちゃん、漁師のターボーさんが、朝撮ったばかりの魚や貝を用意してくださり、みんなで今日一日にあったことなどを話しました。
明日お話を伺う「菜の花プロジェクト」の金山文造さん、大槌町会議員の東梅守さんも合流。

ヒラメ、アイナメ、ホタテ、ほやなどが供されましたが、普段あまり口にしない「ほや」も新しいとこんなに甘いとは!とみなさんびっくり。

↓東梅・大槌町議に様々な質問をする参加者

↓恒例の熊本への支援募金の贈呈式。ありがとうございます!

ここ、福幸きらり商店街は旧大槌中学校の校庭を利用した商店街で、ゆいっこが最初に訪れたときは、校舎(今はありません)が復興支援者の宿泊施設になっており、私たちは階段式の音楽教室に宿泊しました。
そしてこの商店街も今年閉鎖の予定でしたが、移転場所を探すことを条件に2年の延長が認められました。また、ほかの地域の仮設商店街もここに集約されるそうです。

7年という年月を改めて考えさせられます。
いろいろと考えさせられるものがありますが、それが現実だと思うと、生活される方々の苦労が並大抵のものではないことがわかります。