【震災から11年が過ぎて ③福島県南相馬市】
今月の主張でも取り上げました東北視察、最後の訪問地は原発事故による避難を余儀なくされた福島県南相馬市の小高地区でした。
この地で避難指示の解除前から、除染作業員向けの食堂経営など、100の課題から100の事業を作り、ゼロから始めるまちづくりを実践しておられる方からお話を伺いました。
作った“場”に人が集まり、新しい事業が生まれていく様子を目の当たりにし、地域づくりが政治テーマのさかい学としても大変勉強になりました。
また、核となる人材がいかに重要か痛感するとともに、関係人口の創出といった個人的な政策にも活かしていきたいと思っております。
原発事故からの復興が起点だからこそ目の前にある街の環境を、ゼロから始められると前向きに捉え直し、様々な仕掛けを作ってこられたことに敬意を表します。
同時に、今後起こりうる別の復興やまちづくりにも活かせるような環境整備も我々の仕事と心得て、取り組んでまいりたいと思います。
そのほか、起業支援、限られた行政予算、ハコモノ行政、合併を巡る問題、酒造など免許行政の課題など多岐にわたる論点がありました。この点も議論を続けてまいります。
今国会も、衆議院の東日本大震災復興特別委員会の理事を務めることになりました。此度の経験も活かし、復興支援に引き続き取り組んでまいります。(スタッフL)