松下幸之助塾主のゆかりの地に足を運んできました。
松下幸之助塾主は私の原点の一つでもあります。
今回の訪問を通じて、松下幸之助塾主の判断は、「これができるからやる」ではなくて、「こうすべきだからやれるよう工夫する」なんだと、改めて思うのです。
「こうすべき」というのが最初にあり、それをするためにどうしたらいいかを考えていくのです。
「こうすべき」の判断に、経営のコツ、が関わっているわけですが、それは自然の理法に沿っているかどうかが大事な指標だということだと思うのです。しかし、それがわからない。
世の中がまわるその原理に沿った行動はうまくいくのが道理です。ところがその目に見えない基準は、気づいた者にしか感じられないと幸之助塾主は言います。
パナソニックミュージアムで、塾主の人生を振り返りましたが、時折見せる当時の国民が驚いた決断も、その判断が根底にあります。
しかし、いま、その目に見えない部分は、注目されていません。
私が政経塾に入って学んだことの中で一番大きいと思われるものは、その目に見えない世界があるということを実感できたことでもあります。そこを伝えるのがなかなか難しいのです。
今回も研修最後までお付き合いできませんでした。途中離脱せざるを得なかったことは残念でした。
しかし、塾主に関係する資料やデータなどを見ることができ、頑張ろうと思うのでした。