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臨時国会で実現すべきこと ~ 国会対策副委員長の目から見た今国会 ~

2016年10月01日

9/26から11/30までの66日間の会期で、第192回国会、平成28年度2回目の臨時国会が行われています。
私は今年1月からの通常国会には財務副大臣として臨みましたが、今国会は国会対策副委員長という役目をいただいています。

■今国会で成立を目指すもの
優先順位の一番は、平成28年度第2次補正予算を成立させることです。
先月、HPの「今月の主張」に書いた経済対策の裏付けとなる財源の確保です。対策は8/2に閣議決定されていますが、そのままでは絵に描いた餅なので、実行し結果を出していかねばなりません。
次がTPP関連法案・条約です。
野党の一部からアメリカも反対しているのでTPPには反対だとの声があがっているとの報道がありましたが、今は突っ込んだ議論や目立った動きは控えているけれども、大統領選挙が11/8に終わると来年の1月半ば過ぎまでのオバマ大統領の任期中にアメリカ議会の承認を取り付けて、次の大統領に課題を残さない方針だとの情報もあります。
高齢化と人口減少がますます顕著になっていく日本では、国内の消費は縮小していくだろうことが推定されます。その時の代わりのマーケットをどうするのか、どこなのか、今から動いておかなければなりません。甘利前大臣の全身全霊をかけての交渉の結果、日本にとって今後闘っていける内容になったと言われています。
速やかに具体的に今後の対応を行っていくためにも、今国会での採決が求められています。
他にも注目されるものとしては「消費税延期関連法案」「年金機能強化法改正案」「日・米物品役務相互提供協定承認案」などがあります。
この原稿を書いている段階では、閣法(議員立法ではなく、政府が提出する法案)としては新規の法案が21件、条約2件、継続の法案が法律11件、条約1件、今国会に提出されています。

■国会対策委員の仕事
これら全ての法案をこの会期中に審議し、成立させるのは極めて難しいわけで、どの法案を優先して通していくのか、また、いつ頃審議を行い、採決を行うのかという作戦を練ることが必要になります。
野党は与党のその作戦通りには進ませまいと交渉に臨んで来ますので、押したり引いたりしながら、審議日程を決めて採決にまで持っていくことが大事になってきます。その仕事を担当するのがまさしく国会対策(国対)です。
国対は委員長を中心にチームとして連携を取り合いながら動きます。
竹下亘国対委員長、小此木八郎委員長代理、高木毅筆頭副委員長をはじめ、副委員長まで入れると総勢16人になります。
同じ副委員長でも、期数(当選回数)により仕事の中身なども変わりますが、私は財務金融委員会、文部科学委員会、地方創生特別委員会を担当していて、国対が決めた方針に沿って各委員会が動くようにお願いをしていきます。
各委員会には、議席数に按分される形で理事が決められていて、与党で一人、野党で一人、与野党を代表する理事を筆頭理事と呼び、この二人の筆頭間での話し合いの中で、委員会の具体的なスケジュールが決まっていきます。
私はこの筆頭理事の議員たちと一緒に党の方針に沿った委員会運営をしていくのがメインの仕事となっていきます。野党との交渉ということでもありますので、そこには難しさもあります。
私としても初めての国対での仕事ですが、今までの様々な体験などを活かして、精一杯努めていこうと思っています。

■自民党の議員教育
ところで、そして今回の人事を機に、改めて感じたことがあります。それは、自民党内での教育プロセスの意義についてです。
自民党の役職の任期は9/30までとなっているので、基本的に毎年この時期に自民党は人事を行います。つまり、毎年異動があるわけです。
これが我々議員に対する教育プログラムとして、機能していると思います。
議院内閣制の下、国会議員は政務(大臣・副大臣・政務官)として行政府の立場で仕事をする時があります。また議長や副議長、各常任委員会の委員長など、衆議院、参議院の院の役職を受け仕事をする時もあります。そして一番多いのは、党の中の役職での仕事です。
政策に関すること、選挙に関すること、組織として維持していくのに必要な仕事、また、総務会などの公党としての意志を決めて行く上での必要な仕事、そして今回私が所属している、国会運営に必要な仕事などがあり、私たち議員は基本的にこれらの仕事をそれぞれ体験しながら、力をつけていくことになります。
これら様々な分野でのポストを一回りして、ある程度の経験を積んだ議員が俗に言う大臣「待機リスト」に載るということになるのだろうと私は感じています。
自分が置かれている一方の視点だけではなく、様々な視点を持ち、それぞれの置かれた立場を慮ることができるようになる、というのが本当に大事だと思います。
そのときの状況の全体像を把握するにはこの訓練を受けているのといないのとでは大違いで、これらがやはり人材の層の厚さ、政権の安定につながっていくと考えています。
私も国益を最優先に考えた政権に貢献できるよう、しっかりやっていきたいです。

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