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領土問題で、今なすべきこと ~武力戦争を放棄した国の次の一手とは?~

2012年09月01日

北方領土、竹島、そして尖閣諸島の問題で、私は防衛力が充分でないと領土は侵食されるということを改めて肝に銘じるべきだと思っています。北方領土、竹島の占領は、日本の防衛力が不十分なために起こってしまいました。
正当性など関係なく、無理を承知で武力も備えて居座っているのですから、説得や交渉でどくはずがありません。クウェートを占領したイラクを見てもわかるように、解除するには武力で攻めるしかなくなるのが今の国際社会です。しかしそれは、解決の手段としての武力戦争を憲法上放棄している日本にはできない話です。それを考えると、今、日本の実効支配下にある尖閣諸島を外国の勢力に占領されては絶対にいけません。
昨年2月に、中国はフィリピンが主権を主張する南沙諸島の領海内を無断で探査活動し、ブイや杭なども設置をしています。フィリピンは国連に提訴しますが、後の祭りです。しかしこれは、他人事ではありません。
中国を気にしながらも、日本は先日やっと海上保安庁法の改正をしましたが、防衛力である海上自衛隊をもっと密接に現場に即対応する形で警備に協力させたり、尖閣諸島そのものにも日本の施設設置を行うべきだと考えます。
また、不法上陸した5人をそのまま帰したことも、彼らを中国で英雄にし、再び10月に尖閣に上陸する宣言をさせるなど、勢いづけさせた結果になりました。それだけではありません。罰せられるリスクがないため、台湾の宜蘭県の県議会議員10人が尖閣諸島に上陸すると宣言して準備をしています。
尖閣諸島を巡る国際状況が平成16年と違うのですから、「小泉総理と同じようにしただけ」と単純に先例に倣うのは明らかに違うと思います。

今月の主張(8月15日版)にも関連記事が掲載されております。併せてご覧ください。