自然農 ~農の新たな切り口~ 

2011年02月01日

<その3・エネルギーのこと>

昨年、改めて自然農のシンポジウムに参加して、この”耕さない、草や虫を敵としない、肥料も与えない”農法が今後の大きな役割を持っていることを再認識しました。
食料安保に関し、種子の点から前回書きましたが、今回はエネルギーの観点からです。石油資源がない日本にもし石油が入らなくなったら…今の農業は壊滅です。もし収穫できても各地に配送することができません。

しかし万が一、石油がなくなっても、自然農は大丈夫です。元々人間の力のみで行っているからです。トラクターやコンバインなどの機械は使いません。石油を必要としないのです。だから小規模、自立向きです。それに街中の少しのスペースにおいても、野菜を栽培することができます。一人ひとりの身近な所でできる農法なのです。

本来の理想で言えば、自然農ですべての食料がまかなえればいいのですが、都市部の現状では無理です。現在の農業は残しつつも、自然農を理解し、実践する人を増やすことが大切なのではないでしょうか。そして前回の種子と同様、将来のイザという危機を迎えた時の対応を想定して、それに必要なノウハウ、知識を積み上げておくことが求められると思います。
特に今の政府は、この食料安保に関する視点が極めて希薄な気がしてなりません。

※この「自然農」は、生産手段、思想共にこれからの社会に最も必要なものを含んでいると感じています。これから何回かにわたり、この自然農の視点からコラムを書いてみなさんにお伝えしたいと思います。
そして今年も、様々な角度から「安全保障」を考えていきます。

みなさんからのご意見をお待ちしております。