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財務省の仕事 ~財務副大臣就任のごあいさつに代えて~

2015年10月14日

10月9日、宮中において天皇陛下よりご認証いただき、財務副大臣を拝命し就任いたしました。重大な職務であり、改めて気を引き締めていきたいと思います。

■副大臣の担当業務
財務大臣の下、副大臣は二人。
私の担当は主計局(予算編成)、理財局(国有財産管理、国債のマネジメント、財政投融資の運用など)、官房業務の中の「日銀の政策決定会合」に出席するなど、財政を担当する立場からの金融政策との調整、そして衆議院の財務省が主に関わる「予算」「財務金融」「決算行政監視」の各委員会です。
もう一人の副大臣である岡田参議院議員が主税局、関税局、国際局、そして参議院の各委員会を担当します。具体的には軽減税率の制度やTPPの関税に関する法整備などがあります。

■予算折衝
毎年秋から冬にかけて税制議論と予算編成が行われます。
11月~12月10日前後までは党を中心に税制調査会で激しい議論が交わされ、予算はその後山場を迎え、最後は大臣折衝と言って、各大臣が直接財務大臣に対して「これは必要だから、予算をつけてくれ」という交渉を行います。
しかし、その前に様々なレベルで様々な要求や交渉が行われています。現在の麻生財務大臣は大臣折衝において、各大臣からの要求をにべもなくバッサバッサと切り捨てると財務官僚も舌を巻いているそうです。
今年は予算編成担当副大臣としてその場に同席できるので、しっかりとその様子を目に焼き付けておきたいと思っています。

■財務官僚の動き
先日のこと。
鉄道に関する陳情団が来るというので、その中身について秘書官から説明を受け、その件に関して国の補助金の制度はどのようなものがあるのかと尋ねました。
秘書官は関係個所に問い合わせるために席を外しました。私も国土交通省関係の仕事を政務官、部会長としてやってきましたので、直接国交省の鉄道局長に電話をして聞きました。
しばらくして秘書官が戻り、鉄道局長と同じ内容を報告してくれました。
彼は主計局の国土交通担当の主計官に聞いたのです。鉄道局長は鉄道に関する制度に精通していますが、財務省の担当主計官は鉄道のみならず、道路、航空、海事、港湾など、国土交通省の補助制度などを全て知っているわけです。
つまり主計局は国の役所のすべての予算が伴う制度などの情報があるわけで、まさしく日本の国の施策の要なのです。
こうしたことを目の当たりにして、財務省の仕事を再確認しました。
また国土交通省の政務官をしていた時、観光担当として免税制度を現在の方式に変更する仕事の一端に関わっていましたが、その際、主税局の担当課長が我々同様、免税店などの現場に足を運んで確認しているのを知ってびっくりしたことがあります。

■私に課せられた役割
今、局の仕事内容などについて説明を受け始めていますが、政治家と似た立場や視点から、「一国の舵取りをしていくんだ」という気概をもって臨んでいることを強く感じます。
だからこそ、私に必要なのは専門の知識よりも地元の雰囲気や現場で起きていることを彼らにしっかり伝えるということだと感じています。
社会が先に動き、変化していきますが、それに遅れることなく政治が対応していくために、今、世の中がどうなっているのかを財務省の中に誰かが伝えていく必要があります。
その「誰か」のうちの一人に、私もなっていかねばならないし、なっていきたいと思っています。
財務省に副大臣という形でいただいたご縁です。少しでも多く、国のためになる動きができるよう、努力をしていきたいと思います。