総理、不安です!

2010年09月15日

民主党の代表が決まりました。しかしこの代表選では、全くと言っていいほど日本の国の将来についての議論がなされませんでした。一つひとつの目の前の政策についての漠然とした話はあったかもしれませんが、私が提起させていただいていた論点については、触れられていませんでした。
①国と地方の関係:道州制の是非
②税の骨格について:直接税、間接税の割合や、国税、地方税の仕分けのあり方など
③外交、安全保障の方針:国連中心主義なのか、日米安保を基軸とするのか
④社会保障の全体像:今後の年金、医療、介護のあり方について。税金でまかなうのか、保険方式を貫くのか。高負担・高福祉の国を目指すのか、低負担・低福祉なのか
自民党の総裁選のときには、各候補者が政策公約集を作り、それを国民に示してきました。今回の代表選は、予定されていたものです。菅さん、小沢さんは政策公約集を作ったのでしょうか?
政策が「二の次」の代表選だったとしか言えません。
こんなにフリーハンドで、何も国民に約束をしないで総理になるというのも、珍しいのではないでしょうか。

特に、この菅内閣で問題になるのは、安全保障だと思います。
菅総理は「自衛隊の最高指揮責任が総理大臣にあるということを知らなかった」ととられかねない、とんでもない発言をしていますが、そういう感覚の持ち主です。今までの自民党政権なら、間違いなくマスコミから袋叩きにされ、総理の座にいられない発言です。
また、蓮舫大臣も「尖閣諸島は領土問題だ」と発言しました。後に指導を受けて発言を修正しましたが、修正をしたから済むという事柄では、もちろんありません。
尖閣諸島は、中国に加えて台湾も所有を主張していますが、れっきとした日本の領土であり、制空権、制海権ともに日本が握っています。日本は、「領土問題は存在しない」という立場をずっととっています。それを敢えて、領土問題だと、まさに国を売るような発言をしたわけですから、その真意を国会でもしっかりと追究しなければなりません。
おそらく、「何の意図もない」というと思いますが、こういう発言をそのままにしておくことは、今後の影響を考えると決してよいものではありません。
安全保障にしても、経済にしても、とにかく心配な菅総理です。