林芙美子の時代に

2010年01月31日

明日から2月。
1ヶ月が過ぎるのは早いものです。
今日もスポーツ大会から鏡開き、新年会、祝賀会、お通夜と、朝から晩までいろいろな方々とお会いする機会をいただきました。

今日は、小説『うず潮』という本を読み終えました。著者は林芙美子です。
この文庫本自体も古本屋で買ったもので、53年前に出版されたものです。
なんとも古い。年代モノです。
文字、仮名遣いも古いもので、慣れるまで大変でしたが、主人公のものの考え方や敗戦当時の世相が感じられて、大変興味深く読ませてもらいました。
「なんでこんなことするの?」ということが多く、また「へ~!」なんて関心することもありました。
特に当時は、住む場所が十分でないので、他人と同居したり、2階部分を貸したりというのは当たり前。
今よりもっと他人の家との境界がない気がしました。友達を勝手に同居させるなんて、今では考えられないことですよね。そういうことがまかり通っていた時代みたいです。
改めて、思うのは、今の自分たちは幸せだなぁ、ということ。
子どもの頃の私は、貧しいながらも、ひもじい思いはしたことがありませんし、今など、食べすぎでダイエットしなくちゃなんて贅沢なことを言っています。
飽食の時代で、ある意味では本当にありがたい時代になりました。しかし、林芙美子の描くような時代があったこと、そして今でも他国では同様のことが起きているということを忘れてはいけないと思いました。