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「インフルエンザワクチンの大量破棄」を考える

2010年04月01日

新年度です。木曜日ですから東戸塚駅での駅頭からスタートしました。
今日は、瀬谷さくら小が開校しました。下瀬谷小と日向山小が統合されたものです。
校舎は下瀬谷小のものを使います。慣れ親しんだ学校がなくなるということは、大変さびしいことではありますが、子どもたちは元気に式に参列していてホッとしました。

先日、メールで新型インフルエンザのワクチンが234万回分廃棄されることについてどう思うか、とのお問い合わせがありました。
私たちには1回分約1000円の費用がかかると説明していましたから、23億円分無駄にした、ということになったのでしょうか?
今回、実はもっと処分量は少なくできるのでは?という点はありますが、それでも私はある程度の廃棄は今回は仕方なかったのではないかと考えます。
まず、ワクチンは万能ではありません。今回はそれでも新型に無効だとまでは言われていないので、良しとしなければいけないのかもしれません。インフルエンザは大変変異をしやすいので、実はどこまで効くか、実際試してみるまで不安と同居という状況です。
今回も新型発生、すわ、ワクチンといって大量にワクチンを求めましたが、実はこれも効くかどうか見切り発車のところはどうしてもあるわけです。外れれば廃棄量はもっと増えてしまうかもしれません。
次に、今回は新型でした。どこまで病状が深刻になるのかわからなかったわけです。今回は軽くて本当に幸いでした。しかしどこまで重くなるかは、実はまだこれからもわかりません。
90年前のスペイン風邪と言われた新型インフルエンザも、1年目はそうでもなかったのに2年目に一気に死者が増えています。もし今回のインフルエンザがもっと重いものであったとしたら、234万回分も余るということなどないでしょう。この新型の病状の深刻さが見えないのである程度は仕方ないとしなければなりません。
また、ワクチンも生物が相手ですから、即、明日できると言うものではありませんし、事前にある程度の量の注文を出しておかねばワクチン製造会社も利益を上げられなくなります。どうしても見込みでいかねばならない上に、もし重篤な病気になるのであれば、足らなければ全国民より非難を浴びることになります。やはりある程度のロスは仕方なしとすべきだと思います。しかし今回は、恐らくこんなにはいらないともっと早い段階で判断はできたはずです。その時どういう対応がとれたのか、そこまではわかりませんがなるべくこのロスを少なくする努力を続けていくしかないと私は思います。
順次ということですが、全体では何と9000万回分まで廃棄することになるのでは、とも言われているそうです。
今回のことを教訓にイザ、という時の体制はぜひ考えてほしいものです。