新型インフルエンザ対策~横浜検疫所視察~

2009年04月19日

■横浜検疫所本所庁舎へ

4月16日(水)、横浜市議の先生方6人とともに、横浜検疫所本所庁舎および長浜庁舎を視察しました。新型インフルエンザの対策として、港町・横浜の水際での防衛がいかにして行われているかを見せていただくためです。

最初に、大桟橋付け根の横浜第二港湾合同庁舎内にある横浜検疫所本所庁舎へ。所長室へ通され、説明を受けました。

①新型インフルエンザの可能性がある患者を乗せた船が寄港または帰港する際、着岸するのか、しないのか。
②着岸する場合は、どの場所にするのか。また、着岸しても患者を船舶にそのままとどめるのか、収容施設に搬送するのか。
③患者を搬送することになった場合、誰(もしくは、どの機関)が行うのか。
④受け入れ施設はあるのか。
⑤着岸しない場合は、患者を拘束する権限はどこにあるのか。また、拘束をするかしないかを誰(もしくは、どの機関)が判断するのか。
⑥患者が少数ではなく、100人単位の大人数になった場合は、どうするのか。
など、こちらからは活発に質問が飛び交いました。それに対して、検疫所側は曖昧な返答を繰り返すばかりで、実際には何も決まっていないということがわかりました。期間をきっちり決めて、市議の先生方と連絡を取りながら、早急に対策を検討していく必要があると感じました。

■検疫艇に乗船

所長室での質疑の後、検疫艇に乗せていただきました。定員15人の小さな船で、しっかり手摺りにつかまっていなければ、すぐにでも海に振り落とされそうで、乗り心地はとてもとても良いとは言えませんでした。(写真が検疫艇です。)

検疫感染症に感染の疑いのある患者が船の中で発生した場合、その船を一旦ある場所へ留めておき、そこへ検疫官がその小さな検疫艇に乗って向かうのだそうです。場合によっては、その検疫

艇で患者を搬送する可能性もあるそうです。患者が横になるスペースもほとんどないその検疫艇で、どのように患者を運ぶのだろうかと、甚だ不安になりました。

■長浜庁舎へ

その後、横浜検疫所の検査センターである長浜庁舎へ向かいました。こちらでは、実際の検査装備・設備などを見せていただきました。(写真は、新型インフルエンザを検査する装置です。)

この施設は、もちこまれた検体を検査

することを主としてお

り、こちらでも、
①一度に何人分の検査が可能か。
②新型インフルエンザと判定されるには、どれくらいの時間がかかるのか。
などの、質問がでました。長浜庁舎を見学させていただき、今回の視察は終了となりました。

今回の視察を通して、市議の先生方が新型インフルエンザに対し危機感を抱き、独自にとてもよく勉強を進められていることがわかり、非常に感心しました。それ比べ、現場のスタッフの方が危機感が薄く、温度差を感じました。実際に起きることを想定して、いち早く対応を検討していただきたいと思います。起きてから何も動けない、では仕方がないのです。パンデミックを想定した訓練も

取り入れていかね

ばならないと感じました。